静岡発。ウォーキング情報

清水区・小島(おじま)地区を歩く

東海道本線・静岡→興津(320円)
しずてつジャストライン三保山の手線・興津駅前→
立花入口(300円)

しずてつジャストライン三保山の手線・栗原→
興津駅前(250円)東海道本線・興津→静岡(320円)

今月のまんぽ計

スタート/バス停・立花入口
ゴール/東海道本線・興津駅
5501歩  2.7キロ114kcal.
(プレーンオムレツ1人ぶん)byあんず


地図を見る だいじに保管してあった清水小島地区の
ウォーキングマップの出番がやってきました。
活用したい旨、事前に主催者に連絡すると
『小島町文化財を守る会』のかたが
いっしょに案内してくださるとのこと。
あらまあ、案内人がいっしょのウォーキングなんて
いつぶりかしら。

写真1

1.昼ごはんはこんなん   2.藤ノ木観音   3.チリメンカエデ   4.身延古道   5.身延古道を記す石碑   6.白ヤマモモの木   7.名主の館の名残を残す深沢家   8.このなかに八幡社(らしい)

11時23分静岡発の東海道本線に乗車し、興津で下車。
今回は昼からウォーキング♪

静岡駅で購入した弁当を、バス待ち時間、
興津駅まえの藤棚でいただきます。

11時55分、但沼車庫行きのバスに乗車し、
バス停・立花入口で下車。
案内人の『小島町文化財を守る会』
会長・渡邊唯義(ただよし)さんと合流し、出発します。

まずは小島小学校の正門横のチリメンカエデに12時36分。
これは小島陣屋書院の庭にあったものを移植しました。
渡邊さん案内のもと、学校の校庭を横切り、
藤ノ木観音堂へ12時44分。
むかしは身延へ通じる道として、
主流に使われていた身延古道を南下します。
白ヤマモモの木を右に見ながら、
名主の館の名残を残す、
深沢家を説明してくれます。
そして細い路地をとおり、小さなガレージを通過。

「このなかに八幡(はちまん)さんがあるだよ」
「へ?神社がこの倉庫のなかに!?」

意味がわからなくて、たまたまそばを歩いていたおばさまに

「このなかに神社が入ってるって知ってました?」

と聞いてみると
「いえ、ちょっと知らないわね、ごめんなさい」
と言われました。

「お~い渡邊さん、住人が知らないって、
トップシークレットなことがら?」

渡邊さんたら、深い説明もなく、しれっとした顔で先を歩きます。
いまだによくわかりませんが、八幡社は、
ガレージのなか、なのだそう。

写真2

9.小島陣屋書院   10.なくしものが出てくると言われている庚申堂   11.酒瓶神社   12.口がかわいい、酒瓶神社のコマイヌ   13.土台のある石灯籠   14.酒瓶神社の本堂   15、16小島陣屋跡

つづいて県道52号線沿いの小島陣屋書院。
鍵をあけて、なかを見せてくれました。
小島陣屋の建物解体の際、この場所に移築された書院は、
公会堂の1つとして、今も地元のかたに活用されています。
小島陣屋書院から庚申堂へ13時23分。

「なくしものがあったら
ここにお願いするといいだよ」
「へええ!渡邊さんはお願いしたことある?
でてきた?」
「いや、わからん」
「え~っ?どうなんですか、それ」

とブーブー言いながら、あんずとふたりでお願いします。
隣家のおじさんと渡邊さんが、楽しそうに話していたので

「隣りにある庚申堂でなくしたものをお祈りして、
でてきたことってあります?」

と隣家のかたに聞いてみると

「あるさ、何べんもあるよ。
でてきたらちゃ~んとそのたびにお供えしてさあ」
と教えてくれました。

「隣りが、そう言うだから間違いないわ」
「そうか!ちゃんとお礼もするんだね」

「そりゃそうさ、お願いするばっかじゃだめだよ~」
とおじさん。
後日、あんずはなくしものの2つも出てきたのだそう!

写真3

17.「ハクサイって植木鉢で育つんだ!」とあんずびっくり   18.別当沢   19.護摩堂   20.県道52号線沿い、憧れのスイート遠藤   21.龍津(りょうしん)寺   22.案内人の渡邊さん   23.三代藩主・松平昌信の墓   24.須弥山(しゅみせん)儀   25.本日の収穫品

小島がホームグラウンドの渡邊さんは、道行く人みな知り合いばかり。
あのおばちゃんはハクサイつくるのうまいだよ、
大工やってる人が、行灯を作ってみんなに配ったのが
あちこちに置いてあるだよ、と
地元のミニ知識を教えてくれる渡邊さん。
酒瓶(さかべ)神社に13時30分。

「最初の鳥居は地震のあと、表と裏を逆向きにたてちゃって。
それから寄贈された石も、名まえがみ~んな表向いちゃってるだろ、
逆なんだよ」
あんず(以下、あ)
「あははは、言われるまでわかりませんよ。
これ逆なんだ~」

文化財を守る会のメンバーは地元在住の人が中心。
渡邊さんの話を伺っていると、どこもかしこも遊びごころいっぱいで、
地域をこよなく愛しているのが、よおく伝わってきます。

酒瓶神社をあとに、陣屋跡へ向かっていると、
押し車を押した、おばさんとすれ違います。
渡邊さんとの談笑のなかで「野菜持ってくかね」と聞こえてきたので、
「わ~い持ってく~♥」とタン編探検隊がいい返事♪
予想外に大きなダイコンを1本ずついただき、
いきなりリュックがずっしり。
よろよろしながら、小島陣屋跡に13時40分。
国の文化財に指定された陣屋跡には、今も立派な石垣が残っています。
陣屋跡そばで畑仕事をしていたご夫婦が渡邊さんに、
土から掘り出したばかりのサトイモを、
山のようにくれました!
(サトイモは渡邊さんが持って歩いてくれたので助かった…)

「この町の人たちは、みんな親切ですねえ」
「そうさ、いい人ばっかだよ」とにこにこ。

陣屋跡から、渡邊さん案内のもと、別当沢を渡り、
自動車通行不可な細い道や、民家の合間をくねくね歩き、
龍津(りょうしん)寺へ14時23分。

「これさあ、人の家のなかじゃないの?
通って大丈夫なの?」
「大丈夫だよ、道だよ」

思い返しても、どこをどう歩いたのか…?
近道なのは間違いない。
龍津(りょうしん)寺の道をはさんだ向かいがわに、
なんと私たちが憧れてやまないスイート遠藤が!
('12年2月号で、見知らぬおばさまにもらったあんころもちが、
ほっぺた落ちそうなくらいにおいしかった♥)
龍津寺では3代藩主・松平昌信の墓を案内してくれます。

「本堂の裏には二輪草が咲くんだよ。
二輪草っていえば、ほら歌があるだろ」
「へ?」
「ほらあれだよ、ほら」
「どれ?どれよ(爆笑)」

渡邊さんが事前に連絡しておいてくれたので、
本堂のなかで須弥山(しゅみせん)儀や、
白隠禅師が使った講台を、見せていただけました。

「そういえば、渡邊さんが二輪草っていえば
あの歌って言うんですけど…」

「そうほら、ええとなんでしたっけ、あれよ」
住職のお母さんまでいっしょになって言う始末。
お母さんがいれてくれたおいしいお茶で暖を取り、
すっかりくつろぎモード(特に渡邊さんが)。
さあ、あとは興津川沿いの遊歩道を北上し、
スタート地点に戻るぞ!と意気込んでいましたが、

「その先にバス停あるから、
そっから帰りゃあええじゃん」

と言われたのと、渡邊さんからゆずり受けたサトイモの重さ、
それからスイート遠藤の誘惑に「帰るか…」と決断。
渡邊さんとはここで涙のお別れ(うそ)します。
スイート遠藤でおのおのごほうびを購入し、
バス停・栗原から乗車。
興津駅で下車し、16時26分の電車に乗って帰宅しました。

帰宅後、荷物を計量してみたらダイコン2.5キロ、
サトイモ1.3キロ…そりゃ重たいわ。
渡邊さんの案内があったからこそ、
何十倍にも楽しい小島ウォーキングでした。(春)

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